桜ねこ

猫の飼い方や猫にまつわる知識など、猫に関する情報を発信する「猫好きによる猫好きな方のためのブログ」です。

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猫が罹りやすい病気 寄生虫編

感染症の中でもメジャーなフィラリア症について

ここのところずっと、猫がなりやすい病気を書いてきました。
締めくくりの今日は、寄生虫によって引き起こされる病気について書きたいと思います。

猫のフィラリア症

寄生虫によってなる病気のナンバーワンは、猫のフィラリア症だと思います。
フィラリアは、蚊が媒介して起こる感染症のことです。

猫のフィラリア症の症状

下痢、咳、呼吸困難、食欲減退など様々な症状が現れます。
突然死する可能性もある病気なので、猫を飼っている人は気をつけたい病気です。
しかも、10匹に1匹くらいの割合で発症するといわれるほどメジャーな病気ですから、より一層気をつけたいですね!

猫のフィラリア症の予防

猫のフィラリア症は、蚊に刺されることによって感染する病気ですから、当然外を自由に行き来している猫ちゃんの方が感染する率が高いです。
まず、完全室内飼育にすることが第一の予防です。
しかし、完全室内飼いにしていても、室内で蚊に刺されることは、人間だってよくありますよね。
そこで我が家の猫たちが動物病院でやってもらった新しいタイプの予防薬「ブロードライン」を紹介したいと思います。

ノミ・ダニ駆除剤フィラリア予防剤ブロードライン

2015年にメリアル・ジャパン株式会社から「ブロードライン」という新しい薬が発売されました。
この新薬ブロードラインのすごいところは、猫の体の外にくっついているノミ・ダニの駆除と、体内にいる寄生虫の駆除を両方できてしまうんです!!Σ(゚∀゚ノ)ノ
これまでは、体外のノミ・ダニ駆除のお薬と、体内のフィラリアを含む寄生虫を駆除するお薬、ふたつ使用しなければいけなかったのですが、このブロードラインを使えばひとつの薬で二つの効果が得られてしまうのです。

飼い主にとって、お値段的にもお得なお話ですし、猫ちゃんにとってもひとつの治療で済むわけですから、負担が減って良いことずくめですね(*´ω`*)

猫のフィラリア症の予防は5月~12月

猫のフィラリア症の予防は毎月必要です。
お金があれば1年を通して毎月やったらいいのですが、特に重要な5月~12月の間、予防薬を使うだけでもいいと思います。
蚊が媒介する感染症なのに、12月までいるの? と思わる方多いと思います。
実は私も最初は何で?? って思ってしまいました。
その理由は、予防薬の効果が現れるのが、二ヶ月後からだそうで、仮に10月に蚊に感染性の蚊に刺された場合、予防をやめてしまうと、10月に予防薬を接種していても、フィラリアに感染してしまうから、だそうです。

ノミ・ダニ・寄生虫はフィラリア症以外の感染症とも関係がある

一昨日書いた「ワクチンで予防できる感染症」の中にも、ノミ・ダニが媒介となって感染する病気もあります。
昨日書いた「ワクチンで予防できない感染症」に出てきた「猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)」に感染してしまったときにも、ノミ・ダニ駆除は長生きのため有効な治療だと書きました。

つまり、猫が罹りやすい感染症とノミ・ダニ・寄生虫は関連性があるので、フィラリア症以外の感染症を引き起こさないように、または悪化させないように、ノミ・ダニ・寄生虫の予防は必要といえます。

猫ちゃんを日頃からよく観察して病気から守ろう!

猫は死に際を飼い主に見せようとしなかったり、病気になってもギリギリまで我慢したりと、なかなか弱った姿を見せない生き物です。
だからこそ、普段から猫ちゃんの様子をよく見て、何だかいつもと違うな、というサインを見逃さないようにしたいものです。
そうすれば病気の早期発見につながり、症状が軽いうちに治すことができる確率が高くなると思います。

猫ちゃんを病気から一番守ることができるのは、実は飼い主なんじゃないか、と個人的に思うので、今日も私は我が家の猫たちと遊びながら、しっかり様子を観察してこようと思います(=^・^=)