桜ねこ

猫の飼い方や猫にまつわる知識など、猫に関する情報を発信する「猫好きによる猫好きな方のためのブログ」です。

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保護猫シェルターから保護猫を迎えてみた その1

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かわいいフリー素材集 いらすとや

保護猫の里親になるためにはどうしたらいいの?

我が家に迎えてから半年以上経過した元保護猫シェルターの漣くんですが、3人掛けソファーを一人で独占してくつろいだり、八重ちゃんマリアちゃんにじゃれかかったりしています。

でも、そんな漣くんも保護猫シェルターさんから譲り受けたときは何かと大変でした。
これから保護猫シェルターから譲り受けることを希望している人や、そもそも保護猫シェルターって何? という人のために、我が家で保護猫を迎えたときの出来事をお話したいと思います。

そもそも保護猫ってどんな猫?

そもそも保護猫とは、捨てられた猫や何らかの事情で飼い主のいなくなった猫、保健所から引き取った猫など、さまざまな事情により居場所を失ってしまった猫のことです。
それらの保護猫たちは、地域の保護猫シェルターと呼ばれる民間の団体によって保護され、新しい飼い主(里親)さんが見つかれば、そこに引き取られていきます。
もちろん、新しい飼い主さんが万が一転売業者であったり、何らかの事情で猫を生涯大切にできない方だったりする場合に備え、ほとんどの保護猫シェルターでは一定の譲渡条件が設定されています

ただ、あくまでこれは行き場を失った猫が安心して暮らせるための配慮であるため、最低限これだけは守って欲しいという条件ばかりであると私は思います。
条件は基本的なこと(猫を生涯大切にする、完全室内飼いにするなど)を除いて各シェルターごとに違いもありますので、その辺りは事前にシェルターに問い合わせてみると丁寧に教えて貰えます。

我が家で保護猫を譲り受けたときはこんな感じでした

家族の意見を一致させてシェルターを探してみましょう

まず何より大事なことは、家族全員の同意を得ることです。
たとえばアレルギー持ちの家族がいる場合、余程のことでないかぎり飼うこと自体難しいかもしれません。
また、保護猫は基本混血猫(ミックス)ばかりですので、もし家族の誰かが純血種を希望しているようであれば、きちんと話し合いをしてみることが大切です。
家族の意見が一致し保護猫を引き取ろうと思ったら、何はともあれ近くのシェルターさんを探してみましょう。インターネットで検索しても良いと思います。

我が家の場合は、よく行くスーパーの通り道に保護猫シェルターがあることを知っていましたので、とりあえずそちらに出向いてどんな子がいるか見てみることにしました。
実は、我が家は行こうと思ったその日に見学予約を入れてしまい、たまたまシェルターのスタッフさんが居たから良かったのですが、スタッフさん不在の場合も多くありますので、数日前〜1週間くらい前には見学の予約を入れた方が良いと思います。

保護猫シェルターの方は本当に猫好きで優しかった

突然の訪問にも関わらず、とても丁寧に対応していただき、こちらの希望の子を紹介していただけました。
我が家では、落ち着いていて人間が好きな子を希望していましたので、いろいろな子を見せていただいた後、とりあえず条件に合った子(漣くんですが)をトライアルさせて貰うことになりました。
トライアルとはお試し期間のことで、大体2週間ほど預かることになりますが、シェルターによってはトライアルが無いところもあります。

トライアルは里親としては安心の制度ですが(先住猫たちとの相性もありますし)、もしトライアルが上手く行かなかった場合、シェルターにお返しすることになってしまいます。
その場合、その猫に多大なストレスを与えることになるため、トライアルをしないシェルターも多いようです。

後半(その2)に続きます。