桜ねこ

猫の飼い方や猫にまつわる知識など、猫に関する情報を発信する「猫好きによる猫好きな方のためのブログ」です。

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保護猫シェルターから保護猫を迎えてみた その2

初めてのトライアル体験は猫も飼い主も不安だらけ

前回の続きです。
ほかのシェルターはどのような流れかわかりませんが、我が家の場合、すぐに連れて帰ることはできませんでした。
後日スタッフさんが改めて家まで連れてきてくれましたので、里親の居住環境確認という意味合いもあったのだと思います。

家に上がっていただき、スタッフさんと猫についての歓談をしながら人間同士は和気あいあいとしていたのですが、漣くんは部屋でキャリーバッグから出るや否や用意してあった猫用ハウスに一目散に駆け込んでしまいました。
駆け込んですぐはスタッフさんと「すぐ入ってくれて良かったですね〜」などと気楽に話していたのですが、これが不安の始まりだったことに気付きませんでした

猫用ハウスから出てこない^^:

その日はもちろんですが、トライアル終了間際までほとんど猫用ハウスから出てきてくれませんでした。
しかも初日はハウスの中で粗相をしてしまい、それから2日ほどごはんを一切食べなかったため、不安になりシェルターさんに連絡するほどでした。

3日目くらいから昼間はハウスから出てくれませんでしたが、夜中はちゃんと外に出てごはんを食べていることが確認できたので一安心しましたが、それでもほとんどごはんは減っていない状態だったので、このままうちに居たら餓死してしまうんじゃないか、それならシェルターにお返しした方が良いのではないか、と本気で心配しました。

シェルターのスタッフさんにはその都度状況を説明して指示を仰ぎましたが、いつも丁寧に対応くださり本当に感謝しています。
その後、日を追うごとにだんだんと慣れてきたものの、ハウスから出たと思ったらカーテンの裏に隠れて出てこない、そして、窓際でまるでシェルターに帰りたいといったような鳴き声で鳴き続ける日々……そんなトライアル期間が10日以上続き、どうしたものかと迷っていたとき、ふと見ると目の前を漣さんがてくてく歩いているではないですか!

もしかしたら、迎えた日から鳴いていると姿が見えなくても話を聞いてあげる(おかしな話ですよね)ことに信頼して貰えたのかもしれませんが、その姿を見たときは本当に嬉しく、ずっと家族でいようと思った瞬間でした。
心配していた先住猫である、八重ちゃん、マリアちゃんとの相性も良いようでした(*^^*)

早速譲渡手続きをお願いしてみた

その後再びスタッフさんを自宅に迎え無事譲渡手続きに入りましたが、譲渡条件についての説明などを受け、晴れて漣くんは我が家の家族となりました。
ちなみにお支払した費用についてですが、3種混合ワクチン代と1袋分の今まで食べていたフード代、簡単な健康診断費用のみで、トータルで1万5千円程度で済みました。
ただ、費用については譲る受ける子の状態にも左右されますので、あくまで目安としてお考えください。

そんなこんなで保護猫漣くんを迎えましたが、我が家ではほかに2匹の猫を飼っていますが、子猫のときに譲り受けたほかの子と違い、漣くんは2歳の成猫だったからか、本当に慣れてくれるのに時間がかかりました。
結局完全に家に慣れる(ソファーでごろ~んとする)までは、さらに3ヶ月ほどの時間がかかりましたが、今では毎日抱っこして〜と甘えてくれるまでになり、本当に幸せというプレゼントを貰っています。

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最近猫ブームが来ているなどと言われていますが、ペットショップで純血猫を飼うのももちろん楽しいと思いますが、もし特に気になる純血猫がいないようであれば、お近くの保護猫シェルターを一度訪れてみることをおすすめします。
きっとあなたを癒やしてくれる素敵な家族が待っていると思いますよ。